d_125165 戦国時代●姦絵巻〜足軽の女〜

戦国時代― 本隊のはるか後方で
その男は死体を刀で刺していた。

死体に紛れて敵が息をひそめていないかを確かめるためだ。

男が小柄な足軽の死体を刺そうとしたとき
その足軽は突然起き上がり、男に斬りかかってきた。

ふいを突かれながらも男はその足軽を組み伏せた。

「ふざけた野郎だ!
ぶっころして…」
男は言いかけて気が付いた。

その足軽は女だったのだ。

「おらの村まで襲ってきやがって!

おらがおめぇたちを斬ってやる!」
女はわめいていたが、男の耳には入ってこなかった。

男の内にあった
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