d_148573 憧れに溺れて

「ねー優(ゆう)クン、この布束
どこ片付ければいいの?」
「うわっ
理沙(りさ)先輩!」((近い近い近いっ…!))
「これは上の棚…ですね
僕がやりますから」
「ぶーー…わたしの方がお姉さんで部長なのに邪魔者扱いして〜〜」
「いや
そんなことは…」
男の僕がこうして手芸部を続けているのは、
目の前でむくれている理沙先輩の存在が、とても大きい。

ある日、いつものように部内の女子たちが早々に帰ってしまった後で、
ひとり掃除をやらされていた僕を理沙先輩が見つけ、
それからというもの時
もっど見せる

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