d_157151 【耳かき・耳舐め】うたかたの宿 春寒のご馳走【バイノーラル・癒やし】
■プロローグ 季節は立春。
男は宿の予約をしていた。
その宿は人里離れた田舎町……秘境と言っていいほどの山間にあった。
冬の底がちょうど終り、徐々に春の萌しが見えてきたが、まだ町は雪に覆われていた。
道中は雪の壁、いつものバスも天気の影響を受け一本になっていた。
もしかしたら、来られないかも知れないと男は宿に伝えていたが、なんとか来ることができた。
宿に着き、玄関を開けると初めての声と姿が、廊下の奥から顔を覗かせていた。
【和椛】
「あのぉ…………えっと……どなた様でしょうか……
もっど見せる
情報
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品番
d_157151
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ページ数
8本 (約56分)+α
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発売日
2019/06/29