d_262627zero 【無料】半永久的トンネル 実際は2メートル

墨が飛び散っていた。
幽霊の書いたような書体。

文字の先端は消え入るように薄くなっている。

この先トンネルあり。
半永久的に続く暗闇です。

俺はハンドルを握り締めながら考えた。
車窓の向こうは夜である。

不思議と怖さはなかった。

何故なら、助手席に大きなクマのぬいぐるみ。
そして左斜め後方の座席に大男が乗っているからである。

小説。

約500字。

8ページ。
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情報

  • 品番

    d_262627zero
  • ページ数

    8
  • 発売日

    2023/02/19

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