d_268727 棒の横を潜り抜ける

いくつもの棒が土の中から突き出てくる。

これは昨日定めた意思決定の残り香、余韻である。

私は冴えないサラリーマン。

人生を変えようと会社のデスクをひっぱたき、
立ち上がり新しい人生をスタートさせた。

ノートに条文のように今後の生き方を書いたのが昨晩の11時である。

本気の決意であった。

そして夜。

泥のような夢を見た。
その中での話だ。

棒が土の中から出てくる。

小説。

約400字。

7ページ。
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