d_273243 みぞれの島を旅する旅人

遠い海をイカダで渡り、
茶色の砂浜を経て
夜、星がほんの少しだけ散らばる下、
みぞれの中を旅していた。

島は案外大きく、
日本列島の100分の1くらいの大きさはある。

その島では、
頻繁にみぞれが降る。

雨が途中で上空の寒さによって凍ってしまうのだ。

小説。

約400字。

10ページ。
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