d_374016 交尾させてくれる怪異。トイレの花子さん編

「どうしたの?
お兄さん。」
その日、旧校舎に足を踏み入れたのは、ほんの気まぐれだった。

帰省先の地元での、ほんのちょっとした望郷心。

かつてクラスメイトと遊んでいた、懐かしの学舎。

一緒に学んだ教室、一緒に励んだ運動場、そして、一緒に囁いた七不思議。

「へえ、お兄さん童??
さんなんだ。…じゃあ、花子がお兄さんの??
貞、食べてあげるね。」
そう耳元で嘯いて、旧校舎に棲む放課後の怪異は胸元をはだけさせる。

あるいは盗み見てしまった父親の雑誌、あるいは大人向けの深夜番組、あるいは初めて触
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