JUL-103 裏切りの昼下がり、重ねる嘘と唇。 目黒めぐみ

「私、独身です…。」まさか私が、こんな嘘をついてしまうなんて思ってもいなかった。
夫とマンネリだからなのか…寂しさを紛らわしたかったのか…無意識に私は、夫を裏切るような言葉を発していたのだ。
ひとつの嘘が、更なる嘘へ…私はもう後戻りは出来なかった。
夫の居ない昼下がり、まるで学生時代の初恋のように私は何度も何度も彼を求めた。
しかし、嘘から始まった彼との関係は、嘘がばれると同時に終わりを迎えて…。
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