d_079908 Fitzpatric

何においてもそこそこ恵まれた人生を歩んできた。
本当の自分なんて知る必要などなかった。

一連の仕組まれた出来事の中で最高の男に出会い、今まで気付こうともしてこなかった本当の自分に気付いてしまう。
しかし、それは同時に、満ち足りていたはずの人生に渇望を呼び込んでしまった。

欲する必要すらなかったのに、欲すれば欲するほど、失っていくものがある。

本当の自分を知ること、果たしてそれは幸せなことなのか。

約63K文字、A6文庫サイズ189Pです。

※新フォーマットへ更新し、200Pとなりまし
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