d_268842 タダオくんは一点を見つめていた

タダオくんは一点を見つめていた。

あの道は、どっちが正しかったんだ??

不安になって心がぐらつく。

慌てふためいて記憶の中が真っ黒になった。

ずっとそればかりに焦点を当て、意識を持っていかれていたが・・・・・・・・
そばにいたサエコさんがそっと耳元で呟いた。

「それはどっちでもいいことよ」
・・・・・・・・・・そんなことより。

小説。

約300字。

6ページ。
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