s095amdlt00140 五人部屋 (単話)

日本国内だけでなく世界中からも圧倒的な人気を集める、ゲイ漫画家・児雷也の1stコミックスにして原点を電子書籍で!
大学野球部員の切ない片想いを描いた『恋女房』と、その続編として、コミックス用に描き下ろされた『恋女房
その後』、戦時中の兵隊の恋心を描いた『約束』を、セットで配信!

さらに、コミックス用に描き下ろされた、あとがき1コマ、作者の製作裏話的なコメントも収載!
◎恋女房大学野球部のバッテリー、投手の太陽と捕手の大地。
4年間続けてきた二人の野球は、今日で終わりを告げる。
太陽はプロ球団入りが決まっていて、大地は家業を継いで板前になる予定だった。
それぞれ異なる未来を歩もうとする二人だったのだが…。
部の練習最後の日、いつものように二人きりでシャワー室に入る太陽と大地。
大地はこれまでずっと、わざと練習の終わりを引き伸ばして、太陽と二人きりになるようにしてきた。
それは誰にも気づかれないように、太陽を見ていたかったからだった。
陽が落ちたグラウンドを眺める二人。
太陽への「好きだ」という言葉を飲み込む大地の胸には、様々な想いが込み上げる。
そんな大地に太陽が告げた、最後の言葉は意外にも…。
◎恋女房
その後コミックス用の特別描き下ろし作品。『恋女房』のその後の二人を描いたアフターストーリーで、太陽はプロ野球で大活躍しており、大地は寿司屋の跡取り息子として修行中の身だった。
太陽の活躍をテレビで眺める大地。
何度か太陽から電話をもらってはいたが、会いたくなってしまうため、ずっと出られないままの大地であった。
テレビでは日本シリーズのMVPに選ばれた太陽が、インタビューを受けていた。
すると、太陽が「大地!

このテレビ見てるか!」といきなり語り始めて…。
◎約束舞台は昭和十九年。
空軍の撃墜王、平岡中佐に密かに憧れる、若い一兵卒の森田。
いよいよ迫った出撃の前日、一日だけの休暇が与えられたその夜のことであった。
郷里も遠く付き合っている女もいない森田は、兵舎に一人残り暇を持て余していた。
そこに同じく一人で過ごしていた平岡中佐に誘われ、二人は酒を酌み交わす。
平岡は部屋にあった森田のスケッチブックに描かれた、自分の様々な絵を見つける。
その中には裸の平岡の絵もあって…。
戸惑う森田であったが、決戦を明日に控え、ずっと言えなかった恋心を平岡に告白する。
平岡は森田の想いを汲み取り、二人は一緒の布団で寝ることに…。
すでに死を覚悟していた森田に、平岡は「生きて絵を続けろ」と未来への希望を語り、「そして俺たちまた会おう」と再会を約束するのだった。
そして、戦地へと発った二人であったが…。※雑誌掲載時と、同一の性器や局部の修正方法および範囲です。
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