b495asgt02870 女郎花

私は生まれた時から体が弱く、なにをやらせても鈍くさく、そのわりに体の成長だけは人一倍早かった。
年が離れた要領のよい姉と比べられて、親からののしられ、「男好きする顔と身体だけがとりえ」と言われた経験もある。
両親に邪険にされていたため、私は周りからオモチャのように扱われていた。
二度と戻らないと決意して村を飛び出したが、唯一優しかった祖母が亡くなったため、葬式に参加するべく戻ってきた。
都会に自分の居場所を見つけた私は、故郷にケジメを付けるつもりだった。
かつてと同じように、私にセクハラまがいの言動を繰り返す村の男たち。
嫌になって家を飛び出し、納屋で待っていると、追いかけてきた男が。
姉の夫だ。
ここは逢い引きの場所。
実は、義兄は私にとって初体験の相手で、昔から私に哀れみの目を向けていた。「むかしみたいに、慰めてはくれないの?」。
その言葉に反応した彼は……。
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  • 品番

    b495asgt02870
  • ページ数

  • 発売日

    2022/12/09

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